八代青年会議所ローカルフードサイクリングで環境出前講座を行いました。(青年部会)
令和3年8月6日(金)熊本県八代市にお住いの小学生親子を対象に開催された“八代青年会議所ローカルフードサイクリング“の中で環境出前講座を実施しました。
当日は、当青年部会の髙木繁幹事(㈱髙木栄商店)をはじめ部会員5名、事務局1名で講座を行いました。
八代市にお住いの小学生親子20名が参加
本ローカルフードサイクリングは、生ごみを野菜に変えるコミュニティづくりをテーマに、誰でも参加できる食料サイクルとして生ごみ堆肥からおいしい野菜を作り栄養が循環するしくみを小学生親子で体験する活動となっており、今回、当青年部会が県内の小学生を対象に実施している環境出前講座(3R、循環型社会のしくみ)に注目いただき、講座依頼を頂きました。
講師:青年部会 髙木 繁 幹事
今回、このローカルフードサイクリングの主となる環境教育を当青年部会が担当、「ごみについて考えよう!」をテーマに自分たちの生活の振り返りや環境保全のためにできることを考えてもらいました。
前半は、県内の不法投棄の現状を紹介し、県内や八代市で出るゴミの量について学んでもらい、ゴミを減らすために最も大切な分別を実際のゴミを使って小学生親子に挑戦してもらいました。
親子で相談しながら分別体験
分別体験では、ペットボトルに付いているキャップやラベル、サラダ油のボトルに付いている紙ラベル等を剥がしている親子もおり、各ご家庭における環境保全の取組や意識の高さに感心させられました。
また、3R(リデュース、リユース、リサイクル)や循環型社会について説明し、環境の分野で初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん(ケニア人)が2005年の来日の際、環境活動の3Rと、かけがえのない地球資源に対する尊敬の言葉として感銘を受けた「もったいない」という日本語を紹介しました。
八代市のごみ分別ルールについて勉強
後半は、市内で廃棄物の収集運搬を行っている㈱八代美研様(南部支部)に車両を提供いただき、屋外でパッカー車の操作説明やゴミの積み込み体験を行いました。
ゴミの投入体験
最後は、今日の学習から学んだこと振り返り、ゴミに対して感じたことや今後の取り組みについて親子で考え、葉っぱ型のカードに書いて発表を行い、累計68本目の「約束の木」を完成しました。
今後の目標を親子で発表し約束の木を作成しました!
県内における新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降1年半ぶりの環境出前講座となりましたが、子供だけでなく大人も熱心に県内不法投棄の現状や循環型社会のしくみについて学ばれており、改めて県内における環境教育の大切さを感じました。
参加者、八代青年会議所、当部会で記念撮影
本協会青年部会が実施している環境出前講座は、子供たちに身の回りの「ごみ(廃棄物)」に関心を持ってもらい、地域の環境保全に繫げるため、平成25年度から県内の小学校で環境出前講座を実施、平成28年度からは熊本県環境学習プログラムとして位置付けられ、熊本県義務教育課と連携しながら行っております。
また、様々の方面からも高い評価を頂き、熊本県産業資源循環協会が平成28年度に受賞した『くまもと環境賞部門賞』、平成29年度に受賞した『環境保全功労者表彰』及び『循環型社会形成推進功労者』の2つの環境大臣表彰にも貢献しております。
今後も環境学習に取り組みたい地域や小学校などに足を運び、環境出前講座を実施していこうと考えております。