災害廃棄物処理に関するオンライン勉強会に参加しました。(青年部会)
令和2年10月28日(水)公益社団法人静岡県産業廃棄物協会青年部会が主催する災害廃棄物処理に関するオンライン勉強会に部会員22名(Web14名、協会視聴8名)で参加しました。
Web、会場視聴を併用してオンライン勉強会に参加
静岡県青年部会では、近年における日本各地の災害事例を基に、毎年、災害廃棄物処理に関する勉強会を行っており、当部会も平成30年度に講演を行いました。
今回、各災害(地震、豪雨、台風等)をテーマにzoomウェビナーを用いたオンライン勉強会が企画され、改めて勉強会の講演依頼がありました。
当日は、静岡県青年部会をはじめ静岡県内各市町行政機関、全産連青年部協議会各県部会員等、約300名がオンライン勉強会に参加しました。
第1部では、平成28年熊本地震および令和2年7月豪雨における災害廃棄物処理について、当部会監事で前部会長の野原浩史氏(㈲オー・エス収集センター専務取締役)が講師を務め、県や市町村との災害協定の必要性や平常時における仮置場の選定等について講演をしました。
第2部では、平成30年西日本豪雨における災害廃棄物処理について、岡山県から業務を受託した岡山県災害廃棄物処理業務共同企業体の藏本悟氏(㈱西日本アチューマットクリーン代表取締役)が講師を務め、仮置場運営におけるトラブルや水害廃棄物処理の問題点等について講演をしました。
第3部では、令和元年房総半島台風における災害廃棄物処理について、一般社団法人千葉県産業資源循環協会副会長の大賀実氏(高俊興業㈱専務取締役)が講師を務め、産業廃棄物処理施設で災害廃棄物(一般廃棄物)を受け入れる場合の問題点や協会における連携体制の必要性等について講演をしました。
その後、視聴者からの寄せられたQ&Aや、静岡県協会の取り組みについて紹介があり、全国産業資源循環連合会青年部協議会作成の災害初動マニュアルについて説明がありました。
静岡県青年部会では、南海トラフ巨大地震に備えて災害に関する勉強会に取り組んでいるとのことですが、熊本県でも平成28年熊本地震や令和2年7月豪雨等の大規模な災害が近年発生しており、今後は各災害(地震、豪雨、台風等)に対応した処理体制の構築も必要だと改めて感じました。