平成29年度最終処分部会研修会を行いました。(最終処分部会)

平成30年2月8~9日、平成29年度最終処分部会研修会を沖縄県で実施しました。

初日は、(公社)全国産業廃棄物連合会九州地域協議会平成29年度第2回最終処分部会にオブザーバー参加し、九州各県の近況報告や全国産業廃棄物連合会最終処分部会運営委員会で協議されている産業廃棄物埋立処分委託契約書標準様式ならびに産業廃棄物最終処分場維持管理マニュアルの改訂の動向について学びました。

 

平成29年度第2回九州地域協議会最終処分部会

 

二日目は、沖縄県南城市で廃棄物処理・リサイクル業を営まれている街クリーン㈱にて鹿児島県様と合同で視察研修会を行い、平成28年12月に導入された混合廃棄物選別設備を見学しました。

 

会社概要とイメージPVを鑑賞

ベットやソファーは手作業で分解

 

この設備は、廃棄物の処理速度を従来の約12倍、これまで2~3日かかった分別作業を6時間程度で終わる等、廃棄物を分別する正確性や再資源化率(9割)を実現させた県内初となる施設との事でした。

 

同設備は、投入された廃棄物を自動的にガレキや木くずなどの重量物と紙くずやビニールなどの軽量物、砂などの細粒物の3種類に分別されており、分別後、鉄は製鉄会社へ、木くずは燃料として火力発電所へ、廃プラスチックはセメントを作る際の材料として使用されておられました。

 

 

 

 

沖縄県内では現在、公共関与産業廃棄物管理型最終処分場が建設されておりますが、同設備のような再資源化率を追求した中間処理場が増えることにより、これからの最終処分場の延命化に繋がっていくものだと改めて感じました。

 

屋内分別作業により生産性の向上と労働環境の改善に繋がったとの事

 

鹿児島県様と合同で視察しました