平成29年度くまもと県民カレッジ主催講座にて環境出前講座を行いました。(青年部会)

平成30年2月19日(月)熊本県内にお住いの方(約30名)を対象に“くまもと県民カレッジ主催講座環境コース“を実施しました。

当日は、青年部会幹事で熊本市支部の西原哲氏(㈱西原商店)が講師になり、部会員3名、事務局2名で講座を行いました。

 

 

本講座は、熊本県生涯学習推進センター様が県、市町村、大学等高等教育機関、民間教育事業者等の県内の機関や団体と連携・協力し、講座や研修などの「学習の機会」を県民に提供しているもので、今回、青年部会が県内の小学生を対象に実施している環境出前講座に注目いただき、講座依頼を頂きました。

また、この環境コースでは“地球は誰のもの?~絵本から学ぶ、私たちのくらし~”をテーマに全3回行われ、絵本に描かれた世界と実際の生活とのかかわりを対比し、生活を見直すための視点を持ち、地球環境保全について考える事を目標として実施されております。

 


今回、この環境コースのまとめとなる最終日を青年部会が担当する事となり、「くらしをふりかえって」をテーマに、自分たちの生活の振り返りや環境保全のためにできることを考えてもらうことを目標に環境出前講座を行いました。

 

小学生に戻った気持ちで授業に参加して頂きました!

 

ゴミの分別体験!

 


前半は、県内の不法投棄の現状を実際の写真を用いて紹介し、県内や熊本市で出るゴミの量について学んでもらい、ゴミを減らすために最も大切な分別作業を実際のゴミを使って参加者に挑戦してもらいました。

また、3R(リデュース、リユース、リサイクル)や循環型社会について学んでもらい、環境の分野で初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん(ケニア人)が2005年の来日の際、環境活動の3Rと、かけがえのない地球資源に対する尊敬の言葉として感銘を受けた「もったいない」という日本語を紹介しました。

 

循環型社会についてパネルを使って説明!

 

グループに分かれて約束の木を作成しました!

 


授業の途中では、今回の最大の仕掛けである絵本の読み聞かせを熊本県生涯学習推進センター様が担当し、環境出前講座の内容に沿った2作品を参加者に紹介されました。

 

モノの大切さを伝える2作品を読み聞かせ!

 

1作品目「ちいさいいすのなはし:竹下文子作」は、男の子が小さい頃に使っていた大好きな椅子、成長と共に使われなくなり忘れ去られる。時が経ち自分が親になろうとした時、ふと町のお店でその椅子と再会を果たす。椅子の視点から描かれ、モノの大切さを伝えるお話になります。

 

2作品目「もったいないばあさん:真珠まりこ作」は、面長でメガネをかけて、杖をついたもったいないばあさん。もったいないことをしている子供のところへやって来て、食べ残しの注意や、使えるものを再利用するなど、もったいないばあさんにかかれば捨てる物はありません。物に溢れ、恵まれた時代だからこそ、身の回りの物を大切にすることを伝えているお話になります。

 


最後は、今日の学習から学んだこと振り返って、ゴミに対して感じたことや今後の取り組みについて参加者に書いてもらい「約束の木」を作成しました。

今回、初となる“絵本の読み聞かせ”とのコラボレーションでしたが、参加された方が小学生のように釘付けになって県内不法投棄の現状やゴミの分別体験、そして絵本の読み聞かせを聞いており、新鮮な気持ちで講座を終えました。

 

約束の木が完成しました!

 

熊本県生涯学習推進センター様による

「もったいない音頭」で幕を閉じました!

 

 

熊本県内でも不法投棄や野焼きなどゴミに関する問題は様々あり、本講座を通じて、生活環境を見直すきっかけになっている事を祈っております。

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